VTuberの新衣装は最初と後からどっちが安い?|追加料金を比較

VTuberの新衣装は、初期モデルを作るときに一緒に頼んだ方が安いのか。

それとも、活動を始めてから後で追加しても料金は変わらないのか。

結論からいうと、どちらが必ず安いとは決まりません。

新衣装を確実に使うことが決まっていて、依頼先に「着手前の衣装追加料金」や同時依頼割引があるなら、最初にまとめた方が安くなる場合があります。

一方、後から追加しても、顔や目・口など元モデルの一部を流用できるため、新規モデルをもう1体作る料金より安く設定されているケースは多くあります。

見るべきなのは「最初か後か」だけではありません。

新衣装でどこまで変えるのか。

元モデルのどこまで再利用できるのか。

この二つで料金が大きく変わります。

後から新衣装を作っても「モデルをもう1体分」払うとは限らない

まず押さえておきたいところです。

新衣装を後から追加すると、最初からLive2Dモデルを作り直すわけではない場合があります。

元モデルにはすでに、

顔の左右・上下の動き。

目。

眉。

口。

表情。

顔周辺の揺れ。

などが作られています。

新衣装でもこれらを使えるなら、新しく作る中心は服や髪などになります。

そのため、新衣装を新規モデルより安く設定している制作者があります。

公開料金では、新衣装を新規モデル料金の6〜8割程度、6割程度〜としている例があります。

また、新規モデル30万円〜に対して新衣装20万円〜、フルモデル25万円〜に対して衣装差分15万円〜という料金例もあります。

「後からなら最初の料金をもう一度払う」とは限りません。

後から安くなる理由は、顔などを流用できるから

新衣装で顔まで完全に別人になるわけではありません。

通常は同じVTuberなので、

顔。

目。

眉。

口。

基本表情。

などをそのまま利用できる場合があります。

モデラーによっては、新衣装制作について「顔パーツをそのまま流用する」と明記しています。

その分、最初のモデル制作時に行った作業を全部やり直す必要がありません。

これが、新衣装料金が新規モデルより低くなる大きな理由です。

では最初に2着頼む意味はない?

そうとも限りません。

初回モデルを作る段階で、

通常衣装。

部屋着。

制服。

など2着使うことが決まっているなら、見積もり時に両方を伝えた方がよいでしょう。

制作者によっては、初回注文時の追加オプションを割引する場合があります。

また、「イラストとモデルを同時購入」「新衣装」「リピーター」などに独自の割引を設けている制作者もいます。

さらに、制作開始前なら最初から衣装切り替えを前提にパーツ構成を考えてもらえます。

そのため、同じ内容を後から追加するより安くなる可能性があります。

ただし、これは全モデラー共通の料金制度ではありません。

「後から追加すると高い」のではなく、着手後の変更が高くなることがある

新衣装を後から頼むこと自体と、制作途中で突然追加することは分けて考えます。

例えば、

通常衣装だけで見積もり確定。

モデリング開始。

途中で「やっぱりもう1着追加したい」。

となると、予定していたモデル構造を調整する必要が出る場合があります。

実際に、モデリング着手後の衣装・髪型・差分追加について、既存モデルとの整合性を取る作業が発生するため、着手前に提示しているオプション料金とは異なると案内する制作者がいます。

2着欲しいことが最初から分かっているなら、見積もり前に伝えた方が料金を判断しやすくなります。

「新衣装」と「上着を脱ぐ」は同じ料金ではない

新衣装の料金を調べると、数千円から20万円を超えるものまで出てきます。

これは同じものを売っているわけではありません。

例えば、

ジャケットを脱ぐ。

帽子を付ける。

メガネを切り替える。

上着だけ変更する。

という差分と、

髪型も服も完全に変える新衣装。

では作業量が違います。

小さな着脱なら数千円から設定している制作者もいます。

一方、全身衣装を新しく描き、パーツ分けし、Live2Dまで動かす場合は数万円から十数万円以上になる例があります。

「新衣装はいくら」と一括りにせず、何を変更するかを先に決めます。

服だけなら安く、髪型まで変えると料金が増えやすい

新衣装と同時に髪型も変えたくなることがあります。

これも料金差が出るポイントです。

服だけなら顔・頭・髪をそのまま使える場合があります。

しかし、

ロングヘアからショートヘア。

前髪を変更。

後ろ髪を変更。

髪飾りを追加。

となれば、新しく描くパーツとモデリングが増えます。

公開料金でも、新衣装料金とは別に髪型追加を設定している例があります。

「衣装を変える」と「衣装+髪型を変える」を同じ価格だと考えない方がよいでしょう。

顔まで変えるなら「新衣装」では済まない場合がある

さらに変更範囲が大きくなると、新衣装ではなく新規モデルに近づきます。

例えば、

顔の輪郭を変更する。

目の位置を変える。

頭身を変える。

体型を大きく変える。

首や腕、脚の形そのものを変える。

場合です。

既存モデルの構造を流用できなくなれば、新衣装料金では対応できないことがあります。

新衣装が安くなるのは、「同じキャラクターの土台を再利用できる」という前提があるためです。

初期モデルが高可動なら、新衣装にもその動きを入れる費用が掛かることがある

初期モデルに、

顔を大きく横へ向く。

腰を細かく動かす。

衣装を大きく揺らす。

特殊な腕の動きを付ける。

といった高い仕様を入れている場合があります。

新衣装でも同じ動きを再現したいなら、新しい衣装側にもその設定が必要です。

制作者によっては、初期モデルで追加した可動オプションを新衣装へ引き継ぐ場合、通常より料金が上がると明記しています。

「元モデルが高性能だから、新衣装も自動的に同じ動きになる」とは限りません。

新衣装料金は「イラスト込み」か確認する

料金比較で特に注意したいところです。

3万円の新衣装と15万円の新衣装があっても、単純には比較できません。

3万円は、

完成したパーツ分けイラストを持ち込んで、モデリングだけ。

かもしれません。

15万円は、

衣装デザイン。

Live2D用イラスト。

パーツ分け。

モデリング。

まで全部込みかもしれません。

新衣装では少なくとも、

衣装デザイン。

イラスト制作。

パーツ分け。

Live2Dモデリング。

のどこまで含むかを確認します。

同じ制作者へ後から頼む方が流用しやすい

初期モデルを作ったモデラーへ再び新衣装を頼めるなら、既存データを持っていることがあります。

元モデルをどのように作ったかも把握しています。

そのため、

顔。

表情。

物理演算。

既存の動き。

などを確認しながら新衣装を作れます。

実際に、元モデル制作時のデータを使って新衣装を作ると案内しているモデラーもいます。

将来新衣装を予定しているなら、初回依頼時に「後から新衣装を頼めますか」と確認しておく意味があります。

別のモデラーへ後から頼むと条件が変わる

初期モデルをAさん。

新衣装をBさん。

という依頼も不可能とは限りません。

ただし、編集用データが必要になる場合があります。

Live2Dには、配信で使う完成ファイルとは別に、モデラーが編集するための制作データがあります。

初期契約でそのデータを受け取っていない場合、別のモデラーへ引き継ぐために追加料金が必要になることがあります。

また、元の制作者が第三者による編集を認めているかも確認が必要です。

「後から安い人へ衣装だけ頼めばいい」とは限りません。

元モデルが古いと後から追加できないこともある

活動を数年続けてから新衣装を作る場合は、もう一つ条件があります。

モデル自体が古くなっていることです。

現在の制作方法と大きく違う。

パーツ構成が不足している。

初期モデルの可動域が現在の希望に合わない。

顔以外も直したい。

となると、衣装だけ追加するよりモデル全体を作り直した方がよい場合があります。

実際に、古いモデルでは一からの制作を提案する場合があると明記するモデラーもいます。

何年後でも同じ追加料金で衣装だけ足せるとは限りません。

新衣装を同じモデル内で切り替えるか、別モデルにするかでも違う

新衣装は、必ず一つのLive2Dモデル内でボタンを押して着替える仕組みになるとは限りません。

通常衣装モデル。

新衣装モデル。

を別ファイルとして納品する方法もあります。

この場合、配信前に使うモデルを選びます。

一方、一つのモデル内で衣装を瞬時に切り替えたい場合は、追加設定が必要になることがあります。

パーツ数が増えればデータも重くなります。

「新衣装を追加したい」と依頼するときは、

別モデルでもよいのか。

配信中に切り替えたいのか。

まで伝えます。

最初に作る方が向いている人

新衣装をデビュー直後から使う予定がある。

衣装デザインがすでに決まっている。

季節衣装などではなく、通常衣装と同じくらい頻繁に使う。

同時依頼の割引がある。

2着を切り替えられるモデルとして最初から設計したい。

という場合は、初回見積もりで2着とも相談する意味があります。

特に「絶対に作る」と決まっている衣装を、何の相談もせず後回しにする必要はありません。

後から作る方が向いている人

まだVTuber活動を続けるか分からない。

どんな衣装が視聴者に好まれるか分からない。

キャラクターの方向性がまだ固まっていない。

まず初期モデルへ予算を集中したい。

活動してから記念日に新衣装を出したい。

という場合は、後から追加する方法があります。

後からでも、既存の顔などを流用できるなら新規モデルを丸ごと作るより低い料金になるケースがあります。

最初から使うか分からない2着目へ予算を使うより、活動後に必要になった時点で依頼した方が、結果として無駄な支出を避けられます。

「最初に頼む方が単価は安い」と「総額が安い」は別

ここは分けて考えます。

例えば初回同時依頼なら、新衣装が割引されるとします。

しかし、その衣装を結局ほとんど使わなければ、安く買えても支出そのものは増えています。

反対に、後から頼むと単価が少し高くなったとしても、活動を続けると決まってから必要な衣装だけ作れば無駄はありません。

「安いから最初に付ける」ではなく、「本当に使うか」で判断します。

見積もりでは最初と後からの両方を聞いておく

最も分かりやすい方法は、初回依頼時に二つの金額を聞くことです。

「今、通常衣装と新衣装を同時に頼む場合はいくらですか」

「通常衣装だけ作り、半年後に同じ新衣装を追加する場合はいくらですか」

この二つです。

さらに、

新衣装料金にイラストは含むか。

髪型変更は含むか。

元衣装の表情を引き継げるか。

特殊な可動域を引き継ぐと追加料金になるか。

同じモデル内で切り替えられるか。

編集用データは納品されるか。

第三者へ新衣装を依頼できるか。

まで確認します。

これで初めて、本当の追加料金を比較できます。

結局、新衣装は最初と後からどっちが安い?

同じ衣装を確実に作ることが決まっており、制作者に初回オプション割引や同時依頼割引があるなら、最初にまとめて依頼した方が安くなる場合があります。

また、制作開始後に仕様を追加すると調整料金が必要になる制作者もいるため、最初から分かっている要望は見積もり時に伝えた方がよいでしょう。

ただし、後から新衣装を作ること自体が大幅に損というわけではありません。

公開料金では、新衣装を新規モデルの6〜8割程度、6割程度、あるいは25万円の元モデルに対して15万円などに設定している例があります。

既存の顔や基本動作を再利用できるためです。

そのため判断は、

新衣装を本当に使うことが決まっているなら、最初の見積もりで同時制作価格を確認する。

まだ使うか分からないなら、後から追加できる条件だけ確認して初期衣装で始める。

この分け方が現実的です。

そして初回依頼時には、「後から新衣装を追加するといくらですか」まで聞いておきます。

そうすれば、安さだけで不要な衣装を最初から作ることも、後から追加できずモデル全体を作り直すことも避けやすくなります。

出典

のかのどか|料金・仕様

こなもつ工房|料金プラン

なか子|ご依頼について

norabox|Live2Dモデル料金表

こん太 Live2D Studio|料金

双葉うず|料金表

aiminchiyoko|Live2D制作料金

723|Live2D MODEL

うるま|Live2D依頼

NOKOYAWORKS|Live2D制作のご依頼について