VTuberモデルは、BOOTH、nizima、SKIMA、ココナラなどで購入・依頼できます。
ただし、4つは同じような「VTuberモデル販売サイト」ではありません。
すでに完成しているモデルを選んで買うことが中心の場所もあれば、クリエイターへ希望を伝えて自分用に作ってもらうことが中心の場所もあります。
そのため、最初にサイトを決めるより、
「完成したモデルを今すぐ買いたい」
「他の人と同じモデルは使いたくない」
「自分で考えたキャラクターを作ってほしい」
「3Dモデルが欲しい」
のどれなのかを決める方が探しやすくなります。
まず「買う」と「作ってもらう」を分ける
VTuberモデルの入手方法は、大きく分けると完成済みモデルの購入とオーダーメイドがあります。
完成済みモデルは、すでにイラスト制作とモデリングが終わったキャラクターです。
販売ページを見て気に入ったものを購入し、データを受け取ります。
一方、オーダーメイドは、
髪型。
顔。
服装。
キャラクター設定。
動かしたい場所。
表情差分。
などをクリエイターへ伝え、自分用のモデルを制作してもらいます。
この違いを決めずに「VTuberモデル」と検索すると、完成モデル、パーツ分けイラスト、モデリングだけの依頼、キャラクターデザイン込みの依頼まで混ざって表示されます。
販売サイトの違いを先に整理するとこうなる
| サイト | 主な使い方 | 特徴 |
|---|---|---|
| BOOTH | 完成モデルを購入 | 汎用Live2D・限定モデル・3Dモデル・素材まで幅広い |
| nizima | 完成Live2D購入・オーダー | Live2D公式マーケット。購入前にモデルを動かして確認できる |
| SKIMA | 制作依頼 | イラスト・キャラデザからLive2D制作まで相談しやすい |
| ココナラ | 制作依頼 | 評価・販売実績・納期・修正回数などを比較して見積もりしやすい |
ただし、これは完全な線引きではありません。
nizimaでもオーダーメイドできます。
BOOTHにも1点限定モデルがあります。
SKIMAやココナラにも、完成状態に近いモデル制作サービスがあります。
「このサイトなら必ずこの買い方」と決めるのではなく、各サイトがどの取引に使いやすいかを見ると分かりやすくなります。
BOOTHは完成済みモデルを探して買いやすい
BOOTHはVTuber専門サイトではありません。
イラスト、音楽、3Dモデル、配信素材など、さまざまなクリエイターの商品が並ぶマーケットです。
その中にLive2Dモデルや3Dモデルも大量にあります。
VTuberモデルでは、
無料モデル。
安価な汎用モデル。
カスタマイズ可能なモデル。
限定1点モデル。
Live2D用アイテム。
3DのVRMモデル。
VRoid関連データ。
などが混在しています。
完成済みの商品を見ながら、
「この子で活動したい」
と選んで買いたい場合に探しやすい形です。
ダウンロード商品なら、決済後にそのままデータを入手できます。
BOOTHでは「モデル以外」も大量に出てくる
BOOTHで注意したいのは、VTuber専門マーケットではないことです。
「Live2D」「VTube Studio」「VTuberモデル」で検索しても、
完成モデル。
表情差分。
手や小物の追加素材。
配信画面。
学習用データ。
PSD原画。
などが一緒に出てくることがあります。
検索結果にかわいいキャラクターが表示されたからといって、それが丸ごと動くモデルとは限りません。
購入前に商品説明の「内容物」を確認します。
VTube Studioで使う完成2Dモデルが欲しいなら、モデルデータ一式が含まれるかを確認します。
3Dなら、VRMなど自分が使うアプリに対応した形式かを確認します。
BOOTHの汎用モデルは他の人も使う場合がある
BOOTHでは「汎用モデル」と書かれた商品が多くあります。
汎用モデルは、同じ商品を複数人が購入できるモデルです。
購入者が名前や設定を付けてVTuberとして使える商品でも、同じ外見の活動者が存在する可能性があります。
まずVTuber活動を試したい。
オリジナルモデルへ大きなお金を使う前に配信してみたい。
という場合には選択肢になります。
反対に「この姿は自分だけが使いたい」なら、汎用モデルではなく限定販売かオーダーメイドを探します。
BOOTHにも1点限定モデルはある
BOOTHには「限定1点」「残り1点」などとして販売されるLive2D・3Dモデルもあります。
つまり、
BOOTH=汎用だけ。
nizima=一点物だけ。
という分け方ではありません。
商品ごとに販売数を確認します。
また「1点限定」は通常、他の購入者へ同じ販売物を追加販売しないという意味です。
著作権まで購入者へ移るとは限りません。
商用利用、改変、グッズ化、第三者への修正依頼、著作権譲渡などは別に利用規約を確認します。
nizimaはLive2Dモデルを探すこと自体に特化している
nizimaはLive2D公式のマーケットです。
イラストとLive2Dモデルを分けて探すことができ、VTuber用Live2Dを購入したい人にはサイト構造自体が分かりやすくなっています。
大きな特徴は、Live2Dプレビューです。
販売ページ上で実際にモデルを動かし、
顔の向き。
目。
口。
体。
物理演算による揺れ。
などを購入前に確認できます。
動画だけでは分かりにくい動きを、自分で操作して確かめられるのがBOOTHなどの一般的なダウンロード販売との大きな違いです。
nizimaは販売作品に審査がある
nizimaでは販売作品が運営側の審査を受けます。
これもLive2D専門マーケットならではの特徴です。
ただし、審査済みだから自分の用途に必ず合うという意味ではありません。
例えば、
VTube Studioで使えるか。
商用配信できるか。
法人でも使えるか。
他の人も購入できる汎用モデルか。
編集データが付属するか。
といった条件は作品ごとに違います。
購入者自身の商品確認は必要です。
nizimaでは「書き出しデータ」と「オリジナルデータ」を分けて見る
nizimaで特に知っておきたいのが、データ販売の違いです。
Live2Dでは、
書き出しデータ。
オリジナルデータ。
が別に販売される場合があります。
書き出しデータは、基本的に完成したモデルを対応アプリで使う側のデータです。
オリジナルデータは、Live2D Cubismで編集するための元データを含む販売です。
ただ配信で使いたいなら、書き出しデータだけで目的を満たせる場合があります。
一方、
後から自分で動きを直したい。
別のモデラーへ大きな修正を頼みたい。
モデル構造を確認したい。
という場合は、編集可能な元データが必要になることがあります。
一点物では後から「やっぱり元データも買いたい」と思っても再購入できない可能性があるため、購入時に確認します。
nizimaは完成品を見てからオーダーへ進む使い方もできる
nizimaは完成モデルを買うだけではありません。
クリエイターへオーダーメイドを依頼できます。
例えば販売モデルを見て、
「この人のイラストが好き」
「この人の顔の動かし方が好き」
と思ったら、そのクリエイターの制作実績を確認してオリジナルモデルを相談できます。
完成モデルを見る場所と依頼先を探す場所が同じなのが特徴です。
すでに欲しい作風がはっきりしている場合は、プレビューを見ながら作者を探す方法もあります。
SKIMAは「売っているモデルを選ぶ」より「作ってもらう」側が中心
SKIMAはイラストに強いオーダーメイドサービスです。
VTuber関連では、
キャラクターデザイン。
全身イラスト。
Live2D用パーツ分け。
モデリングのみ。
イラストからモデリングまで一括。
3Dモデル制作。
などの依頼があります。
そのため「完成モデル一覧から一体を選ぶ」というより、
「このクリエイターへ、自分のモデルを作ってもらいたい」
という使い方が中心になります。
SKIMAならイラストだけ持っている人も依頼先を探しやすい
すでにキャラクターのイラストを持っている場合、
パーツ分けだけ頼む。
Live2Dモデリングだけ頼む。
3D化だけ頼む。
という依頼もできます。
逆に何も持っていなければ、
キャラクターデザインから。
イラスト制作から。
パーツ分けから。
すべてまとめて。
という出品を探せます。
「モデルを買う」というより、「今自分に足りない作業を買う」と考えるとSKIMAの使い方が分かりやすくなります。
SKIMAの「opt販売」はLive2D依頼とは別に考える
SKIMAにはopt販売もあります。
これは完成済みのイラストを購入する仕組みです。
購入後にデータをダウンロードでき、opt販売では購入者への著作権譲渡を前提としています。
ただし、完成イラストを買うことと、VTube Studioで動く完成Live2Dモデルを買うことは同じではありません。
VTuber用途でoptのキャラクターを購入するなら、
パーツ分けされているのか。
Live2Dモデルまで含むのか。
購入後に別のモデラーへ依頼できる状態なのか。
を確認します。
SKIMAで「VTuberモデルを探す」場合は、optとLive2Dコミッションを混同しない方がよいでしょう。
ココナラは条件を比較しながら制作依頼する形
ココナラも、完成モデルのダウンロード販売を探すというより、制作者へ依頼する使い方が中心です。
特徴は、サービスページで比較できる情報が多いことです。
Live2D制作のページでは、
販売実績。
購入者からの評価。
予定納期。
実際の平均納期。
無料修正回数。
ラフ案の数。
対応ソフト。
納品ファイル。
商用利用。
などが表示されるサービスがあります。
初めてモデルを依頼する人にとって、「何を聞けばいいか分からない」状態でも条件を比較しやすくなっています。
ココナラは見積もり相談してから決めやすい
VTuberモデルは、商品ページに表示されている基本価格だけでは最終料金が決まらないことがあります。
例えば、
髪を大きく動かす。
表情を追加する。
衣装を増やす。
パーツ分けから頼む。
キャラクターデザインから頼む。
と追加すれば料金が変わります。
ココナラでは購入前に出品者へ問い合わせたり、無料で見積もり相談したりできます。
「自分の場合はいくらになるか」を先に確認してから依頼できます。
SKIMAでも事前相談できますが、ココナラでは見積もり、評価、納期、修正回数などをサービス画面上で比較する仕組みが強く出ています。
完成モデルを今すぐ使いたいなら、依頼サイトから探す必要はない
例えば、
キャラクターの見た目には強いこだわりがない。
まずVTuber活動を試したい。
制作を数週間・数か月待ちたくない。
という場合です。
この人が最初からSKIMAやココナラで一から制作依頼する必要はありません。
BOOTHやnizimaで完成済みモデルを探し、気に入ったものがあれば購入できます。
反対に、
名前や設定に合わせてデザインしてほしい。
自分だけの髪型や衣装にしたい。
他のVTuberと姿が被るのは避けたい。
なら、完成汎用モデルよりオーダーメイドが合います。
サイト選びは、この違いから始まります。
「一点物が欲しい」なら汎用モデルかどうかを先に見る
完成モデルを買う場合、一番大きな違いの一つが販売数です。
汎用モデルなら複数人が利用できます。
一点限定なら同じ販売モデルを他人が購入する可能性を減らせます。
BOOTHにもnizimaにも両方あります。
「高いモデルなら一点物だろう」
「限定と書いていないから自分だけだろう」
と価格や見た目から判断しないようにします。
商品説明に、
汎用モデル。
販売数無制限。
限定1点。
一点物。
などの表記があるか確認します。
オーダーメイドでも「全部込み」とは限らない
SKIMA、ココナラ、nizimaで依頼するときも注意が必要です。
「VTuberモデル制作」という名前でも、
イラストだけ。
モデリングだけ。
パーツ分けイラスト持ち込み前提。
キャラクターデザインから全部込み。
など内容が違います。
例えばモデリングのみの商品へ申し込むなら、先にパーツ分け済みイラストを用意する必要があります。
「この人へ頼めばVTuberになれる状態まで全部届く」と商品タイトルだけから判断しないようにします。
納品物と、依頼者側で準備するものを先に確認します。
3Dモデルが欲しいならサイトの使い分けが変わる
ここまではLive2Dを中心に説明しました。
3D VTuberモデルの場合は少し違います。
完成済みの3Dモデルを買いたいなら、BOOTHにはVRM、VRoid、VRChat向けなど多数の3Dモデルがあります。
VRM形式で、使用予定の配信ソフトに対応している完成モデルなら、そのまま使えるものもあります。
自分のキャラクターを3D化してほしい場合は、SKIMAやココナラでも3D制作・VRM納品のサービスが出品されています。
nizimaはLive2D公式マーケットなので、3Dモデル探しを主目的にする場所とは性格が違います。
2Dと3Dを同じサイトで探そうとせず、形式を先に決める方が探しやすくなります。
購入前には「サイト」より商品個別の条件を見る
同じBOOTHだから同じ規約ではありません。
同じnizimaでも作品ごとに利用条件が違います。
SKIMA・ココナラも制作者によって納品内容や改変条件が変わります。
最終的には、
モデルデータまで含まれるか。
VTube Studioや使用予定ソフトに対応するか。
汎用か一点限定か。
収益化配信できるか。
グッズ化できるか。
改変できるか。
第三者へ修正依頼できるか。
編集用元データが付くか。
著作権は譲渡されるか。
を商品単位で確認します。
販売サイトは「探し方」を変える場所であって、モデルの利用条件を統一するものではありません。
結局、VTuberモデルはどこで買う?
まず、欲しいモデルの状態を決めます。
完成したモデルを見て、その場で買いたいならBOOTHやnizima。
Live2Dの動きを自分で触って確認してから完成モデルを買いたいなら、Live2Dプレビューのあるnizima。
好きなクリエイターへ自分専用のLive2Dモデルを依頼したいなら、nizima、SKIMA、ココナラ。
3Dの完成済みVRMを探すなら、BOOTH。
自分のキャラクターを2D・3Dモデルにしてもらいたいなら、SKIMAやココナラなどの制作依頼を探す方法があります。
大切なのは、「どのサイトが一番良いか」を決めることではありません。
完成モデルを買う。
一点物を買う。
一から作ってもらう。
3Dを買う。
このどれをしたいのかを先に決めることです。
その状態に合った販売サイトへ行けば、完成モデルとイラストだけの商品、モデリング依頼などが混ざって迷うことも減らせます。
出典
BOOTH|お買い物ガイド
BOOTH|Live2D VTuberモデル検索結果
BOOTH|VTuber向けVRM・3Dモデル検索結果
nizima|作品購入ガイド
nizima|新しい自分を見つけよう。VTuber向けLive2D公式マーケット
nizima|Live2Dプレビュー操作ガイド
SKIMA|スキルを購入したい
SKIMA|opt販売について