VRoidモデルは他の人と似る?|見た目に個性を出す方法

VRoid Studioでモデルを作ると、他の人と似た雰囲気になることはあります。

特に、用意されている顔、髪型、服を選び、色だけを変えて完成させると、同じプリセットを使ったモデルと共通する部分が多く残ります。

ただし、VRoidを使ったから似ると決まっているわけではありません。

顔の形、髪の外形、瞳や肌の質感、衣装のシルエットなどは変更できます。

個性を出すときに大切なのは、全部の部品をオリジナルにすることではありません。

普段の配信画面で見える場所に、「このキャラクターだ」と分かる特徴を作ることです。

まず確認したいのは「何が似て見えるのか」

VRoidモデルを見て「ほかのモデルと似ている」と感じても、原因は一つではありません。

顔の輪郭が似ている。

目の大きさや位置が似ている。

前髪や横髪が同じ。

髪の光り方が同じ。

肌や瞳の質感が同じ。

同じ衣装を着ている。

こうした共通部分が重なることで、全体として似た印象になることがあります。

逆にいえば、一つずつ切り分ければ、全部作り直す必要はありません。

最初に見るのは「VRoidだから似ているか」ではなく、自分が気になっている共通部分がどこなのかです。

配信中心なら最初に顔と髪を見る

VTuberとして使うなら、モデル全体を均等に作り込む必要はありません。

普段のゲーム実況や雑談で胸から上を映すなら、視聴者が長く見るのは顔と髪です。

この状態で靴だけ完全オリジナルにしても、普段の配信では違いがほとんど見えません。

先に確認したいのは、

顔の輪郭。

目の形と位置。

前髪。

横髪。

髪全体の外形。

です。

モデルを小さく表示しても違いが分かる場所から変更します。

顔はプリセットを選んで終わりにしない

VRoid Studioには顔のプリセットがありますが、そこからさらに形を調整できます。

目の大きさ。

目の位置。

眉。

鼻。

口。

あご。

顔全体のバランス。

などをスライダーで変更できます。

同じ顔プリセットを選んだとしても、各部位のバランスを変更すれば印象は変わります。

重要なのは「全部の数値を変更すること」ではありません。

たとえば、

少しつり目にする。

目と目の間隔を特徴にする。

あごを丸くする。

口を小さめにする。

など、自分のキャラクターで残したい特徴を決めます。

何となくすべてのスライダーを動かすより、「このキャラクターは目元が特徴」と決めた方が調整しやすくなります。

色だけ変えても形が同じなら似て見える部分は残る

黒髪のプリセットをピンクにした。

青い目を赤くした。

服を黒にした。

色を変えるだけでも印象は変わります。

ただし、髪型そのもの、目の形、服の形が同じなら、元のプリセットの形は残ります。

そのため、

「色は違うのに、何となくほかのVRoidモデルと似て見える」

という場合は、色ではなく形を見る方が先です。

特に髪は、キャラクター全体の外形を大きく変えます。

髪型は個性を出しやすい場所

VRoidでは、完成した髪型を一つ選ぶだけでなく、

前髪。

後ろ髪。

横髪。

つけ髪。

アホ毛。

はね毛。

などを別々に組み合わせられます。

さらに、選んだ髪を編集して長さや太さを変えたり、自分で毛束を作ったりできます。

そのため、プリセットの髪型をそのまま使うのではなく、

前髪だけ変更する。

左右で違う横髪にする。

特徴的なアホ毛を付ける。

髪の一部だけ長くする。

といった変更でも外形を変えられます。

「完全に新しい髪型を一から作る」のと、「プリセットをそのまま使う」の二択ではありません。

まず一か所だけ「そのキャラの特徴」を決める

個性を出そうとして、

左右で色を変える。

アクセサリーを増やす。

髪を複雑にする。

服の柄を増やす。

と全部を盛り込む必要はありません。

むしろ最初は、

大きく跳ねた横髪。

特徴的な前髪。

細い目。

丸い眉。

片側だけ違う髪色。

特徴的なメガネ。

など、一つ「このキャラクターを見分ける場所」を決める方法があります。

その特徴が胸から上でも見えるなら、普段のVTuber配信でも残ります。

モデル全体を豪華にすることと、見分けやすくすることは同じではありません。

形を変えたあとにテクスチャを見る

顔と髪の形を調整したあと、まだVRoidのプリセットらしい印象が強ければ、次に見るのがテクスチャです。

テクスチャとは、3Dモデルの表面に貼られている絵柄です。

たとえば、

瞳の模様。

まつげやアイライン。

肌の陰影。

髪の光り方。

服の柄。

などです。

VRoid Studioでは、これらのテクスチャを編集できます。

実際にVRoidを使っている制作者の制作例でも、髪などのテクスチャを変更することで、標準状態とはかなり違う質感へ変えています。

同じ立体形状でも、線の太さや影、ハイライトが変わると見た目の印象は変わります。

絵が描けなくてもテクスチャを全部自作する必要はない

テクスチャ変更と聞くと、

「結局、絵が描けないと個性的にできないのでは」

と思うかもしれません。

自分で描かなくても方法はあります。

VRoid StudioからBOOTHに公開されているVRoid用アイテムを探せます。

髪型。

髪のテクスチャ。

瞳。

肌。

衣装。

など、さまざまな素材があります。

入手したアイテムが改変を認めているなら、さらに色や形を変更して自分のモデルへ合わせられる場合もあります。

ただし、一般販売されている素材は自分専用とは限りません。

同じ素材を別の人が使う可能性もあります。

「購入したから絶対に被らない」とは考えず、必要なら他の部品との組み合わせや許可された範囲の調整で差を作ります。

買った髪型を付けただけでは個性が完成するとは限らない

外部アイテムは便利ですが、

「人気の髪型を買えば個性的になる」

とは限りません。

その髪型が一般販売されていれば、ほかのモデルも同じ髪型を使えます。

そこで、

前髪だけ別のものにする。

髪色を変更する。

横髪を追加する。

テクスチャを変更する。

アクセサリーを追加する。

など、ほかの要素と組み合わせます。

ただし、購入したアイテムを変更できるかは商品ごとに違います。

改変可否、商用利用、再配布などの利用条件を確認してから編集します。

衣装は「柄」だけでなくシルエットも変えられる

服も、プリセットを一つ選んで色を変えるだけではありません。

VRoid Studioには重ね着機能があり、複数の衣装テンプレートを重ね、それぞれの形とテクスチャを調整できます。

たとえば同じロングコート系のテンプレートでも、重ね方やパラメータを変えることで別のシルエットを作れます。

一枚の服の色を変えるだけより、

丈を変える。

広がり方を変える。

別の服を重ねる。

一部を透明にする。

柄を変える。

という方が形そのものの違いを出せます。

ただし、普段上半身しか映さないなら、まず顔と髪を整えてから衣装へ進んだ方が違いを確認しやすくなります。

アクセサリーは増やすより「目印になるか」で決める

VRoidではアクセサリーの位置、大きさ、回転、色、テクスチャなどを調整できます。

だからといって、たくさん付ければ個性的になるとは限りません。

配信画面で見たときに、

特徴的なメガネ。

耳。

髪飾り。

頭部のアクセサリー。

など、キャラクターを見分ける目印になっているかを確認します。

小さなアクセサリーを何個も付けても、モデルを縮小すると見えなくなることがあります。

ここでも「数」より、普段の表示で残る特徴かどうかを見ます。

顔・髪・服を全部自作しなくても組み合わせで変えられる

VRoidの特徴は、一つの完成プリセットしか使えないことではありません。

顔を調整する。

前髪をAにする。

後ろ髪をBにする。

横髪を自分で追加する。

髪のテクスチャをCにする。

衣装を重ねる。

アクセサリーを追加する。

というように、別々の要素を組み合わせられます。

そのため、個性を出す方法を、

「全部プリセット」

か、

「全部自作」

の二択にしなくても構いません。

自分が重要だと思う部分だけを作り込み、それ以外は既存アイテムを使う方法があります。

それでも似るなら「VRoidらしさ」ではなく必要な形を確認する

顔・髪・テクスチャまで変更したのに、

「自分が作りたいキャラクターにならない」

という場合があります。

そのときは、さらに装飾を追加する前に、作りたい立体形状そのものを確認します。

たとえば、

普通の人型から大きく外れる体型。

特殊な頭部。

大きな機械部品。

VRoidの衣装テンプレートでは作れない形。

などがキャラクターの最大の特徴なら、VRoid Studio内の調整だけでは再現しにくい場合があります。

この段階になって初めて、外部の3Dアイテムを利用したり、Blenderなどで独自の3Dパーツを作ったりする方法を検討します。

「VRoidっぽく見えるからBlenderへ行く」のではありません。

VRoidの中に、自分が必要とする形を作る手段があるかで判断します。

見た目を変える順番を決める

ほかの人と似ているのが気になる場合、全部を同時に修正する必要はありません。

普段のVTuber配信を想定するなら、次の順番で見ると原因を見つけやすくなります。

気になる部分まず変更するところ
顔が似て見える目・輪郭・眉・口などの形と位置
髪型が似て見える前髪・横髪・全体の外形
VRoid特有の質感が強い瞳・肌・髪などのテクスチャ
服が同じに見える衣装の形・重ね着・テクスチャ
一般販売アイテムが被った他パーツとの組み合わせ・許可範囲内での改変
全体を見ても特徴が弱い常に見える目印を一つ決める
必要な形をVRoid内で作れない外部3Dアイテム・3D制作を検討

重要なのは、「VRoidモデルだと分からないようにすること」を目的にしないことです。

VRoidで作ったと分かっても、自分のキャラクターとして見分けられるなら問題は別にありません。

逆に、VRoidらしさを消そうとして大量の素材を追加しても、顔や髪の形がほかのモデルとほぼ同じなら、目的からずれることがあります。

「一目で分かる場所」を一つ作ってから細部へ進む

VRoidモデルで個性を出すときは、

顔を全部作り直す。

髪も全部自作する。

服も全部描く。

ところから始めなくても構いません。

まず普段使う配信画面の大きさでモデルを見ます。

その状態で、

「この前髪なら自分のキャラクターだと分かる」

「この目元が特徴になる」

「この髪の外形なら見分けられる」

という場所を一つ作ります。

そこから、必要であればテクスチャ、衣装、アクセサリーへ進みます。

VRoidで他の人と似るかどうかは、同じソフトを使っていることだけでは決まりません。

プリセットの共通部分をどこまで残し、どこを自分のキャラクターの特徴として変えたかで見た目は変わります。

全部をオリジナルにするのではなく、普段見える場所から優先して変えることが、個性を出す近道です。

出典

VRoid|VRoid Studio

VRoid|正式版での新機能・旧ベータ版との違い

VRoid|髪をカスタマイズするには?

VRoid|テクスチャ編集の使い方

VRoid|重ね着機能の使い方

VRoid|「カスタムアイテム」とは

VRoid|「さらにアイテムを探す」について知りたい

VRoid|VRoid Studioガイドライン