VTuberモデルは自作・購入・依頼どれがいい?|時間・予算・手間で比較

VTuberモデルを用意する方法は、大きく分けると「自分で作る」「完成したモデルを買う」「クリエイターへ作ってもらう」の3つです。

迷ったときは、単純に値段だけで決めない方がいいでしょう。

3つの違いは、結局のところ「何を自分で引き受けるか」です。

自作なら制作時間と勉強を自分で引き受けます。

購入なら、早く始められる代わりに、完成済みのデザインや利用条件を受け入れます。

依頼なら制作そのものは任せられますが、お金、完成までの待ち時間、希望を伝えて確認する作業が必要です。

自作・購入・依頼は何が違う?

大まかに分けると次のようになります。

方法お金配信開始まで自分の作業見た目の自由度
自作抑えやすい作り方次第多い高い
完成モデルを購入予算を決めやすい早い少ない低め
オーダー依頼高くなりやすい制作期間が必要制作作業は少ない高い

ただし、ここだけを見ると「お金がないなら自作」「急ぐなら購入」「余裕があるなら依頼」という単純な話になります。

実際には、もう一段下げて考える必要があります。

自作が向いているのは「作る時間」もVTuber活動に使える人

自作の最大の特徴は、制作費を抑えやすいことより、自分で変更できることです。

髪型を変える、表情を増やす、動きを調整する。

作り方が分かっていれば、後から自分で手を入れられます。

ただし「自作」といっても難しさは同じではありません。

2Dモデルを一から作る場合は、イラストを描き、目・口・髪など動かす部分を分け、Live2D Cubismなどで動きを付ける必要があります。

絵を描けても、動くモデルを作る技術は別に必要です。

一方、3DではVRoid Studioのように、髪型や顔、体、服などを用意された項目から選びながらキャラクターを作れるソフトもあります。

そのため「自作=何か月も専門的な3D制作を勉強する」とは限りません。

お金を使わない代わりに、時間を使うとは限らない

Live2D Cubismには機能を制限した無料版があり、VRoid Studioも無料で利用できます。

したがって、自作はモデルそのものへの支出をかなり抑えて試すことができます。

ただし、無料だから負担がないわけではありません。

ソフトの使い方を覚える時間、思ったように動かない部分を直す時間、イラストやデザインを考える時間があります。

「VTuberになりたい」のか、「VTuberモデルを作ることもやってみたい」のかで判断が変わります。

後者なら自作は十分候補になります。

反対に、モデル制作には興味がなく、一日でも早く配信したい人には、自作の安さが必ずしもメリットとは限りません。

購入が向いているのは「モデルを作る前に配信を試したい人」

すでに完成しているVTuberモデルを購入する方法もあります。

最大の利点は、自分でモデルを作ったり、完成を何週間も待ったりせずに済むことです。

「VTuberをやってみたいが、半年後も続けているか分からない」

「まず配信してみて、自分に向いているか確かめたい」

こういう段階なら購入モデルを使う意味があります。

最初から大きな制作費をかけなくても、実際の配信を経験してから次のモデルを考えられるためです。

購入モデルは「汎用」と「自分専用」を分けて考える

完成モデルを買う場合に確認したいのが、同じモデルを他の人も購入できるのかという点です。

複数の購入者が使える「汎用モデル」もあれば、1人だけが購入できる限定モデルもあります。

汎用モデルなら、自分と同じ外見の配信者が存在する可能性があります。

それを気にしないのであれば問題ありません。

「このキャラクターを自分の名前と結びつけて長期間活動したい」という場合は、販売数や利用条件を確認した方がよいでしょう。

「買ったから自由に使える」とは限らない

完成したモデルを購入するときに、価格以上に確認しておきたいのが利用条件です。

例えば、

収益化した配信で使えるか。

モデルを使ったグッズを販売できるか。

色や衣装を変更できるか。

別の人へ修正を依頼できるか。

活動を終了したときにモデルを譲れるか。

こうした条件はモデルごとに違います。

モデルのファイルを購入したことと、そのキャラクターを何にでも自由に使えることは同じではありません。

購入前に「何ができるモデルなのか」まで確認する必要があります。

依頼が向いているのは「この姿で長く活動したい人」

髪型、服装、色、モチーフ、表情などを自分の活動に合わせて作りたいなら、オーダー依頼が候補になります。

購入モデルとの一番大きな違いは、完成しているものから選ぶのではなく、自分の希望から作っていけることです。

「この名前で、このキャラクターを使って長く活動したい」

「他の配信者と同じモデルになるのは避けたい」

「世界観や設定まで含めてキャラクターを作りたい」

こうした場合は依頼する意味が大きくなります。

ただし、依頼は「お金を払えば全部お任せできる方法」ではありません。

依頼では制作作業の代わりに「決める作業」が発生する

クリエイターへ依頼する場合、自分で絵を描いたりモデルを動かしたりする必要はありません。

その代わり、

どんな見た目にするか。

どこまで動かしたいか。

どんな表情が必要か。

どの配信ソフトで使うか。

いつまでに欲しいか。

予算はいくらか。

こうしたことを決めて伝える必要があります。

途中でラフや動きを確認し、必要なら修正希望も伝えます。

つまり、自作では「作る手間」を負担しますが、依頼では「決めて伝える手間」を負担します。

「依頼=何もしなくていい」と考えていると、ここで止まりやすくなります。

Live2Dを依頼するときは「絵」と「動き」が別の場合がある

2Dモデルでは、キャラクターを描く工程と、その絵を動かす工程があります。

同じクリエイターが両方を担当することもあれば、イラストレーターとモデルを動かす人が別の場合もあります。

そのため、「VTuberモデルを依頼したつもりだったのに、届いたのは動かす前のイラストだけだった」ということが起きないよう、どこまで含まれている依頼なのかを確認しておく必要があります。

最初から完成した動くモデルまで欲しいなら、

「キャラクターデザイン」

「動かすために分けたイラスト」

「モデルの動き付け」

のどこまで含まれるのかを確認します。

依頼したモデルでも何でも自由にできるとは限らない

もう一つ確認したいのが権利と利用条件です。

クリエイターへ制作を依頼したからといって、著作権が自動的に依頼者へ移るわけではありません。

「VTuber活動には使ってよい」「収益化配信もよい」という利用許諾で使う場合もあります。

そのため、長く活動するなら、

収益化配信。

グッズ販売。

衣装変更。

第三者への修正依頼。

将来の3D化。

制作者名の表示。

など、自分が今後やりそうなことを依頼前に確認しておく方が安全です。

必ず著作権そのものを譲り受けなければならない、という意味ではありません。

自分が予定している活動を行える条件になっているかが重要です。

本当の比較ポイントは「モデルを手に入れた後」

自作・購入・依頼を選ぶときは、モデルを入手するまでの費用だけを比較しがちです。

しかし、VTuberモデルは完成した日より、その後に使う期間の方が長くなります。

例えば活動を始めてから、

表情を増やしたい。

髪型を変えたい。

衣装を増やしたい。

動きを修正したい。

3D化したい。

という希望が出ることがあります。

自作なら、技術があれば自分で対応できます。

購入モデルなら、規約上変更できるか、元データがあるか、制作者が追加対応しているかで変わります。

依頼モデルなら、同じ制作者へ追加依頼できるのか、別の制作者へ引き継げるのかを確認しておく必要があります。

「最初にいくらかかるか」だけではなく、「後から変えたくなったときにどうするか」まで考えると選びやすくなります。

3択で決まらなければ全部を同じ方法にしなくていい

自作・購入・依頼は、必ずどれか一つに統一する必要はありません。

例えば、

イラストは自分で描き、動き付けだけ依頼する。

イラストだけ依頼して、動き付けは自分で覚える。

まず完成モデルを購入し、活動を続けられそうならオリジナルモデルを依頼する。

VRoid Studioで自分の3Dモデルを作り、必要になった衣装や素材だけ購入する。

という方法もあります。

モデル制作はいくつもの工程に分かれているため、自分ができるところだけ担当することもできます。

「全部自作できないから依頼するしかない」と考える必要はありません。

結局、自作・購入・依頼のどれを選べばいい?

一番早く決める方法は、「今の自分が何を優先したいか」を一つ決めることです。

モデル制作そのものをやってみたい、今後も自分で修正できるようになりたいなら自作。

まずVTuber活動を経験してみたい、モデル作りに時間を使うより配信を始めたいなら完成モデルの購入。

自分専用の見た目を作り、このキャラクターで長く活動したいならオーダー依頼が候補になります。

そして、「予算は抑えたいけれど全部自作する時間はない」なら、工程の一部だけ依頼する方法があります。

自作・購入・依頼で本当に違うのは、金額の大小だけではありません。

制作時間を使うのか、既製モデルの条件を受け入れるのか、費用と待ち時間をかけて自分専用のモデルを作るのか。

自分が引き受けられる負担から逆算すると、どの方法で始めるかを決めやすくなります。

出典

Live2D|PRO版とFREE版の機能比較
Live2D「PRO版とFREE版の機能比較」

VRoid|VRoid Studio
VRoid「VRoid Studio」

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nizima「作品購入ガイド」

nizima by Live2D|購入者向けオーダーメイドガイド
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