VTuberモデルの制作者はどう選ぶ?|作品例で見るポイント

VTuberモデルの制作者を探すと、どの人の作品もきれいに見えて迷うことがあります。

販売実績が多い。

評価が高い。

高可動域と書いてある。

有名VTuberを担当している。

こうした情報も判断材料にはなります。

ただし、自分のモデルを頼む相手を選ぶなら、先に作品例を見た方がよいでしょう。

そのときも「すごく動く」「絵がきれい」で終わらせず、

顔を横へ向けたとき。

口を動かしたとき。

髪や服が揺れたとき。

身体を動かしたとき。

表情が変わったとき。

を別々に見ます。

さらに、その作品のどこを本人が担当したのかまで確認します。

自分が欲しい特徴を、その制作者が実際に作っていると確認できれば、料金表や「高品質」という言葉だけで選ぶより依頼後のズレを減らせます。

最初に「絵」と「動き」のどちらを選んでいるのか分ける

VTuberモデルの完成動画を見ると、キャラクターの絵とLive2Dの動きが一体になっています。

そのため、初心者は、

「このモデルが好き」

と感じても、何を気に入っているのか分からないことがあります。

まず、

キャラクターの顔が好きなのか。

衣装や色使いが好きなのか。

髪型が好きなのか。

顔の動きが好きなのか。

表情の変化が好きなのか。

髪の揺れが好きなのか。

を分けます。

キャラクターの見た目が好きなら、イラストレーター選びの問題です。

動きが好きなら、Live2Dモデラー選びの問題です。

両方を一人で制作している人ならまとめて依頼できますが、別の人が担当している作品もあります。

作品例では必ず担当範囲を見る

ここは特に重要です。

作品例に魅力的なVTuberが載っていても、その制作者がキャラクターデザインからモデリングまで全部作ったとは限りません。

たとえば、

キャラクターデザイン:Aさん。

Live2D用イラスト:Aさん。

モデリング:Bさん。

という制作があります。

反対に、

キャラクターデザインからLive2Dまで一人。

という制作もあります。

ポートフォリオを見るときは、

イラスト+Live2D。

Live2Dモデリングのみ。

キャラクターデザインのみ。

パーツ分けのみ。

新衣装のみ。

など、担当範囲を確認します。

「この顔の絵が好き」と思ってモデラーへ依頼しても、その顔を描いたのが別のイラストレーターなら同じ方向の絵を作ってもらえるとは限りません。

静止画ではなく動いている動画を見る

Live2Dモデラーを選ぶなら、完成画像だけでは判断できません。

正面で止まっている状態なら、モデリングの違いはほとんど分からないからです。

作品例では動画を探します。

可能なら、

モデリング紹介動画。

実際の配信動画。

Live2Dのプレビュー。

など、複数の状態を見ます。

nizimaのようにモデルを自分で動かせるプレビューがある場合は、実際に左右・上下へ動かしてみる方法もあります。

一番きれいな正面だけでなく、動いている途中を見ます。

顔は「最大まで横を向けるか」だけを見ない

Live2D作品で目立ちやすいのが、顔を大きく左右へ向ける動きです。

大きく動くモデルは分かりやすく impressive ですが、可動範囲が広ければ自分に合うとは限りません。

見るのは、

正面。

少し横。

大きく横。

と動いていく途中です。

横へ向いたときに、

輪郭が急に細くならないか。

目の位置が不自然にならないか。

鼻や口だけずれて見えないか。

髪と顔の境目が崩れないか。

を見ます。

最大角度の一瞬だけではなく、普段の配信で多く使う「少し横を向いた状態」が自然かを見る方が実用的です。

上下を向いたときも顔を見る

左右だけでなく、上を見る、下を見る動きも確認します。

下を向いたとき、

目だけ下へ移動して見えないか。

輪郭や顎も自然に変化しているか。

首や身体も少し連動しているか。

を見ます。

上向きも同じです。

VTuberモデルは平面の絵を変形させて立体的に見せています。

大きく動いた瞬間に破綻しないことも重要ですが、「顔を動かした感じ」が自分の好みに合うかも確認します。

「高可動域=自分に合う」とは限らない

作品説明に「高可動域」と書かれていることがあります。

顔や身体を大きく動かせることは魅力の一つです。

しかし、活動スタイルによっては大きく動かないモデルの方が合う場合もあります。

落ち着いた雑談配信を中心にしたい。

大人っぽいキャラクターにしたい。

画面の中であまりふらふらしてほしくない。

という人なら、可動範囲の広さより小さな動きの自然さを重視できます。

反対に、

リアクションの大きいゲーム配信。

ショート動画。

表情を大きく見せる活動。

なら、大きな顔・身体の動きが魅力になります。

「どこまで動くか」と「どう動いてほしいか」は別です。

口は「開く・閉じる」だけでなく話しているところを見る

作品例で見落としやすいのが口です。

口は配信中、かなり長い時間動きます。

そのため、真正面の笑顔より「普通に話している状態」を見たいところです。

確認したいのは、

小さく話したとき。

大きく口を開いたとき。

笑いながら話したとき。

口を閉じたとき。

です。

口を大きく開いた瞬間だけ派手でも、普段の会話で不自然なら長時間の配信では気になる可能性があります。

口の形が自分の好きな絵柄に合っているかも見ます。

目と眉は感情の出方を見る

VTuberモデルの印象は、目と眉でも大きく変わります。

作品動画では、

普通のまばたき。

笑ったときの目。

驚いたとき。

困ったとき。

怒ったとき。

を見ます。

キャラクターによっては、目や眉の変化が大きい方が合います。

反対に、クールなキャラクターなら小さな変化の方が合う場合があります。

「表情差分が何種類あるか」という数だけではなく、通常状態から表情へ変わったときの印象を見る方が重要です。

髪は「たくさん揺れるか」ではなく揺れ方を見る

髪や服の揺れは、Live2Dモデラーごとの特徴が出やすい部分です。

頭を動かしたときに、

すぐ一緒に動く。

少し遅れて付いてくる。

大きくふわっと広がる。

重そうにゆっくり戻る。

細かな毛先だけ動く。

など違いがあります。

派手に揺れるほど上手いという意味ではありません。

落ち着いたキャラクターなら、揺れが強すぎると雰囲気が変わります。

自分が、

サラサラした軽い髪にしたいのか。

長い髪が重そうに動いてほしいのか。

大きなリボンを目立たせたいのか。

を考えて作品例を見ます。

髪の根元と毛先を一緒に見る

髪を見るときは毛先だけでなく根元も見ます。

頭を動かしたときに髪全体が浮いて見えないか。

顔から髪が外れたように見えないか。

頭と一緒に動く部分と、遅れて揺れる部分が自然につながっているか。

を確認します。

初心者が技術的な理由を説明できる必要はありません。

「この人の髪は生えている感じがする」

「こちらは少し浮いて見える」

という見方で十分です。

複数の作品を見れば、自分の好みも分かってきます。

身体は派手な揺れより普段の状態を見る

紹介動画では、大きく身体を動かした場面が見せ場になりやすくなります。

しかし実際の配信では、正面に近い位置で小さく動いている時間も長くなります。

そこで、

少し顔を傾けたとき身体も自然に付いてくるか。

呼吸している感じがあるか。

身体が常に大きく揺れすぎないか。

肩や腕が不自然についてこないか。

を見ます。

モデルによっては、顔に少し遅れて身体が付いてくる動きがあります。

こうした細かな動きが好きなのか、もっときびきびした動きが好きなのかでも制作者選びは変わります。

「滑らか」と「アニメっぽい」はどちらが上ではない

モデラーによって動きの作風があります。

現実の人間のように滑らかで立体感のある動きを得意とする人。

アニメーションのように少し誇張された動きを好む人。

髪・服を大きく揺らす人。

小さな動きを丁寧に作る人。

どれが正解というものではありません。

作品例を複数見ていると、

「この人のモデルはいつも身体が柔らかく動く」

「この人は表情の切り替わりが大きい」

「この人は髪がよく揺れる」

という傾向が見えてきます。

その傾向そのものが、自分の好みと合うかを見ます。

一番豪華な作品1本だけで決めない

制作者のページには、特に力を入れた作品が目立つ位置に掲載されることがあります。

それを見ること自体は問題ありません。

ただし、依頼先を決めるなら、できれば複数の作品を見ます。

1本だけでは、

その案件だけ特別仕様だった。

原画との相性が非常によかった。

通常プランより高額な制作だった。

という可能性を判断できないからです。

複数の実績で、

顔の作り。

髪の動き。

口。

身体。

表情。

を見ます。

自分が気に入った部分が何作品にも共通していれば、その制作者が普段から得意としている表現である可能性が高くなります。

自分のキャラクターに近い作品を探す

女性モデルを作ってほしい場合でも、作品例が女性なら何でもよいわけではありません。

たとえば、

長髪。

ショートヘア。

ケモ耳。

大きな帽子。

人外。

男性。

中性的なキャラクター。

大きなドレス。

シンプルな服。

では、必要な表現が違います。

自分の予定しているキャラクターに近い制作例があれば、より判断しやすくなります。

特に、

長い髪を細かく動かしたい。

耳・しっぽを動かしたい。

大きな袖を使いたい。

人外の顔にしたい。

という特徴があるなら、それに近い実績を探します。

絵師を選ぶなら「完成した顔」だけでなく複数キャラを見る

キャラクターデザインから依頼する場合は、モデリング動画とは別にイラスト作品を見ます。

見るのは、

顔。

髪型。

衣装。

色。

体格。

年齢感。

です。

一人のキャラクターだけではなく複数を見ます。

すべて似た顔で、それが自分の好きな顔なら問題ありません。

反対に、

かわいい少女。

大人っぽい女性。

男性。

人外。

など幅広く作り分けている人もいます。

「この絵が上手い」だけでなく、「自分がなりたいキャラクターをこの人の絵柄で見たいか」で判断します。

モデリングだけ依頼するなら絵の好みを評価しない

すでに別のイラストレーターへ原画を頼んでいる場合は注意します。

モデラーの作品例を見て、

「このモデルは顔が好みではない」

と思っても、その顔を描いたのはモデラーではない可能性があります。

モデリングだけを依頼するなら、

元のイラストをどれだけ崩さず動かしているか。

横を向いたときにどう見えるか。

表情がどう変わるか。

揺れがどう付いているか。

を見る方が適切です。

逆にキャラクターデザインから一括で頼むなら、イラストと動きの両方を確認します。

紹介動画と実際の追従動画があれば両方見る

作品紹介動画では、モデルの魅力を見せるために動きをきれいに見せられます。

それとは別に、実際に顔をカメラで読み取って動いている動画や配信アーカイブがあれば確認します。

紹介動画では、

最大可動域。

表情差分。

特別な演出。

を確認できます。

実際の追従動画では、

普通に話したときの口。

小さく顔を動かしたとき。

まばたき。

普段の身体の揺れ。

を見やすくなります。

両方が見つかれば、見せ場と日常の動きの両方を確認できます。

評価件数は「作品の好み」と別に見る

販売実績やレビューも無視する必要はありません。

特に、

連絡が丁寧だった。

説明が分かりやすかった。

納期どおりだった。

修正に対応してもらえた。

という感想は、制作中のやり取りを想像する材料になります。

ただし、販売実績が多いから、自分好みのモデルになるとは限りません。

反対に、実績件数が少なくても作品が自分の好みに合う制作者もいます。

作品例は「自分のモデルに合うか」。

レビューは「安心して取引できそうか」。

として分けて見ます。

実績数より「最近の作品」も見る

長く活動している制作者の場合、数年前のモデルと現在のモデルで作り方が変わっている場合があります。

そのため、代表作だけでなく最近の作品も見ます。

現在の作品でも、

自分が好きな動きが残っている。

以前よりさらに好みに近くなっている。

なら依頼候補にしやすくなります。

反対に、昔の代表作は好みでも、現在は作風が変わっていることもあります。

「この作品と同じ雰囲気で作れますか」と問い合わせる場合も、作品名や動画を具体的に伝えます。

料金プランと作品例を対応させる

作品例を見て「これが欲しい」と思ったら、その作品がどの料金帯に当たるか確認します。

制作者によっては、

通常プラン。

高可動域プラン。

高品質プラン。

などを分けています。

髪の細かな揺れや身体の大きな動きが上位プランだけに含まれる場合もあります。

ポートフォリオの一番豪華な作品を見て基本料金だけで同じものができると思わず、

「この作品程度の顔の動きと髪揺れを希望する場合、どのプランになりますか」

と確認します。

作品例は、制作者を選ぶ材料であると同時に、見積もりの参考資料にもなります。

サンプルに欲しい動きがなければ質問する

作品例に自分が欲しい動きが見当たらない場合があります。

たとえば、

大きく横を向く実績がない。

男性モデルがない。

ケモ耳が動いている例がない。

腕を動かした例がない。

この場合、「できない」と自己判断する必要はありません。

依頼前に、

「作品例では確認できなかったのですが、このような動きにも対応できますか」

と聞きます。

可能なら近い非公開実績や別のサンプルを案内してもらえることもあります。

逆に「その仕様は対応していない」と分かれば、依頼前に候補から外せます。

制作者を3人ほどに絞ったら同じ部分を比較する

候補が増えすぎると判断できなくなります。

そこで最終候補を数人に絞ったら、同じ条件で作品を見ます。

たとえば、

顔を横へ向ける。

普通に話す。

笑う。

髪が揺れる。

身体が傾く。

の5場面だけを比べます。

Aさんは横顔が好き。

Bさんは髪の揺れが好き。

Cさんは表情が好き。

という違いが見えてきます。

そこから自分が最優先したいものを決めます。

料金や納期を見るのは、そのあとでも構いません。

自分の「絶対に欲しい動き」を一つ決める

全部が最高の制作者を探し続けると、なかなか決められません。

そこで一つだけ、

顔を大きく横へ向けたい。

髪の揺れをきれいにしたい。

口と表情を豊かにしたい。

落ち着いた自然な動きにしたい。

など、自分の最優先を決めます。

その部分が作品例で特に好きな人を候補にします。

二番目、三番目の希望は、見積もりや相談時に対応可能か確認できます。

作品例で見る順番を決めると選びやすい

初心者なら、次の順で作品を見れば十分です。

まず「この見た目になりたい」と思えるか。

次に、その見た目を誰が担当したか。

その後、

顔。

口。

目・眉。

髪・装飾。

身体。

表情。

を見ます。

そして1作品だけでなく、同じ人の別作品でも自分が気に入った特徴が出ているか確認します。

最後に、

料金。

納期。

修正条件。

納品データ。

利用条件。

評価・レビュー。

を確認します。

この順番なら、「評価が高いから」「安いから」という理由だけで、自分とは作風の違う制作者を選びにくくなります。

一番大切なのは「上手い人」より「この人の癖が好き」と思えること

Live2Dモデルには、絵と同じように作る人の特徴が出ます。

大きく動く。

小さく自然に動く。

髪をふわふわ揺らす。

身体を柔らかく動かす。

表情を大胆に変える。

アニメらしい動きを付ける。

こうした違いは、単純に「上手い・下手」だけでは分けられません。

自分が長く配信で使うモデルなら、

「有名だから」

「実績100件だから」

だけで選ぶより、

「この人のモデルの顔の動きが好き」

「この人の髪の揺れ方で自分のキャラクターを見たい」

と感じられるかを見る方が、依頼先としての相性を判断しやすくなります。

作品例を見るときの目的は、技術点を付けることではありません。

自分が欲しい表現を、その制作者が実際に作っているかを確認することです。

担当範囲を確認し、複数の作品で同じ特徴を見て、その特徴が自分の活動に合う。

ここまで確認できた人を、見積もりを依頼する候補にするとよいでしょう。

出典

Live2D公式|VTuberになりたい!nizimaでモデルを選ぶ際の3つのチェックポイント

nizima by Live2D|nizimaでできること

Live2D|標準パラメータリスト

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ココナラ|Live2Dモデリングの相場を徹底解説!ココナラでの依頼方法や価格別の違いも紹介

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