「VTuberを始めたいけれど、絵が描けないからモデルを作れない」と思っているなら、そこで諦める必要はありません。
絵を描かなくてもVTuberモデルを用意する方法はあります。
大きく分けると、自分で3Dモデルを組み立てる、完成しているモデルを購入する、クリエイターに制作を依頼する、の3つです。
ただし、重要なのは「絵が描けるか」だけで決めないことです。
欲しいのがイラストのような2Dモデルなのか、立体的な3Dモデルなのか、自分だけのキャラクターにしたいのかによって、向いている方法が変わります。
絵を描かずに自分で作るなら3Dモデルが始めやすい
「できるだけお金をかけず、自分でモデルを作ってみたい」という場合は、3Dキャラクター作成ソフトを使う方法があります。
代表的なVRoid Studio(ブイロイド・スタジオ)は、顔、髪型、体型、服などの用意された部品を選び、形や色を調整しながら3Dキャラクターを作れるソフトです。
一から立体を作ったり、キャラクターの全身を自分で描いたりする必要はありません。
そのため、
「絵は描けないけれど、自分で顔や髪型を選びながらキャラクターを作りたい」
という人なら、自作を選べます。
ただし、ここでいう自作は「何でも思いどおりのキャラクターを作れる」という意味ではありません。
用意されている顔や髪、服などを組み合わせて調整する方法なので、特定のイラストレーターが描いたような絵柄や、細かく決めたオリジナル衣装まで再現したくなると、必要な作業が増えていきます。
最初から「この見た目で活動したい」という完成像がはっきりしている人より、「まず自分で作ってVTuberを始めてみたい」という人に向く方法です。
すぐ始めたいなら完成済みのモデルを購入する
自分でモデルを作る作業そのものをしたくないなら、すでに完成しているVTuberモデルを購入する方法があります。
販売サイトには、購入後に配信ソフトへ読み込んで使える2Dモデルや3Dモデルがあります。
この方法の利点は、購入前に見た目を確認できることです。
依頼して完成を待つ必要もなく、「このキャラクターなら使いたい」と思えるモデルが見つかれば、比較的早く活動を始められます。
一方で、購入前に確認したいのが「そのキャラクターを誰が使えるのか」です。
完成品には、複数の購入者が同じモデルを使える「汎用モデル」があります。
自分が使い始めたあとで、同じ姿のVTuberを見つける可能性もあります。
販売数を限定したモデルや一人だけが購入できるモデルもあるため、「他の人と同じ姿でも構わないか」は購入前に決めておいた方がよいでしょう。
もう一つ確認したいのが利用条件です。
配信で収益を得てよいか、髪色や衣装などを変更してよいか、グッズに使えるか、制作者名の表示が必要かなどはモデルによって違います。
「販売されている=何にでも自由に使える」ではありません。
まずVTuber活動を体験してみたいなら汎用モデル、本格的に同じキャラクターで長く活動するなら限定モデルやオリジナル制作、と分けて考えると選びやすくなります。
自分だけのモデルが欲しいなら制作を依頼する
「絵は描けない。でもキャラクターの見た目にはこだわりたい」という場合は、クリエイターへ制作を依頼する方法があります。
髪型、髪色、服装、年齢のイメージ、雰囲気などを伝え、キャラクターデザインから作ってもらうこともできます。
自分で完成したイラストを描いて渡さなければ依頼できないわけではありません。
ただし、「VTuberモデルを依頼する」と言っても、依頼内容は同じではありません。
2Dモデルの場合、大きく分けると、
キャラクターの見た目を考える作業、動かすためにパーツを分けたイラストを作る作業、そのイラストにまばたきや口、顔の動きを設定する作業があります。
これらを一人の制作者が全部担当する場合もあれば、イラストと動き付けを別の人が担当する場合もあります。
そのため、絵が描けない人が依頼先を見るときは、料金だけでなく「どこからどこまで作ってくれるのか」を確認する必要があります。
「キャラクターデザインから完成モデルまで」と書かれていれば一括して相談しやすくなります。
反対に「モデリングのみ」であれば、元になるパーツ分け済みイラストを別に用意しなければなりません。
2Dモデルを自分で作りたいなら「絵だけ依頼」もできる
ここが、「絵が描けない人は自作できない」と誤解しやすい部分です。
イラストのような2Dモデルを動かすLive2Dでは、元になるイラストが必要です。
しかも普通の一枚絵ではなく、目、口、髪、顔など、動かす部分を分けたデータが必要になります。
このイラストを自分で描けなくても、イラスト部分だけクリエイターに依頼することはできます。
そのデータを受け取り、Live2D Cubism(ライブツーディー・キュービズム)というソフトを使って、自分でまばたきや口の動きなどを設定していく方法です。
つまり、
「絵は描けないけれど、モデルを動かす作業は覚えてみたい」
という人まで、完成モデルを丸ごと依頼する必要はありません。
反対に、モデル制作を覚えること自体に興味がなく、できるだけ早く配信を始めたいなら、動き付けまで含めて依頼した方が目的に合っています。
「自作するか、依頼するか」の二択ではなく、どの工程まで自分でやるかを決められます。
迷ったら「何を自分でやりたいか」で決める
絵が描けないことだけを基準にすると、選択肢を狭めてしまいます。
判断するときは、最終的にどんなモデルが欲しいかから逆算します。
| 自分の希望 | 向いている方法 |
|---|---|
| とにかく自分で作ってみたい | 3D作成ツールで組み立てる |
| まずVTuberを体験したい | 完成済みモデルを購入する |
| 自分だけのキャラクターが欲しい | オリジナル制作を依頼する |
| 2Dがよく、動き付けは自分で覚えたい | パーツ分けイラストだけ依頼する |
| 見た目も動きも全部任せたい | キャラクターデザインから完成まで一括依頼する |
「絵が描けないから作れない」のではありません。
3Dなら、絵を描かずに部品を組み合わせて自分で作る道があります。
2Dなら、完成品を購入するか、イラストを依頼することで始められます。
さらに、イラストだけを頼んで動き付けを自分で行うこともできます。
最初に決めるべきなのは絵の上手さではなく、「どんな姿で活動したいか」と「モデル制作のどこまでを自分でやりたいか」です。
そこが決まれば、絵が描けなくてもVTuberモデルを用意する方法は選べます。
出典
nizima|新しい自分を見つけよう。VTuber向けLive2D公式マーケット